牛肉

牛肉には、色々な栄養が詰まっている。そのどれもが様々な力を発揮し、私たちの体づくりに一役買っているのだ。一体どのような栄養が、どのような効能を持っているのか。その詳細を説明する。

たんぱく質

動物性で、バランスよく必須アミノ酸が含まれる。筋肉の素となるので、効率的に筋肉がつきやすい。

ヘム鉄

血液を作り出す。吸収率が高く、酸素を全身に送り疲れにくい体をつくる。

ビタミンB2

成長を促進し、皮膚や髪の細胞を再生する。食べ物をエネルギーに変え、脂肪をため込まない体質にする。
牛肉にはこのような栄養が含まれている。これらは、身体を作りたい、またはダイエットをしたいという方には不可欠な栄養素だ。食べ過ぎない分には、牛肉は非常に健康的な食品であると言えるだろう。
牛肉を料理する際に、調理方法に最適な部位や、最適な調理の仕方を知っているかどうかで、肉そのものの旨みをどこまで引き出せるか大きく変わってくる。

部位別おすすめの美味しい調理方法

■サーロイン:柔らかく上質な旨味のある最高級部位の一つ。ステーキに最適。
ヒレ:最も柔らかく、脂肪や筋がほとんどない最高級部位の一つ。ステーキがおすすめ。
■肩ロース:薄切りで食べると美味しさを強く感じられる。しゃぶしゃぶやすき焼きが良い。
■バラ:赤みと脂肪が層になっており、煮込みや焼き肉などがおすすめ。
■すね:長時間煮込むとコラーゲンが出る。シチューにうってつけ。
牛肉は部位によって脂ののり方や旨味の強さが全く変わる。ステーキでは美味しくない部分でも、煮込めば強い旨味が引き出されるなど、それぞれの部位にあった調理が求められる。

牛肉を調理するときのコツ

■ステーキ:焼く前に常温に戻し、ひっくり返すのは一度までとする。
■すき焼き:鍋を熱しておき、まず牛肉の表面を一気に焼き上げる。
■しゃぶしゃぶ:湯に通すのは2,3回。赤みがなくなる程度が良い。
■ハンバーグ:牛脂を混ぜ込み、粘りが出るまで肉をこねる。
せっかくいいお肉を用意しても、調理が失敗してはもったいない。事前にコツを確認し、おさえるべき点は外さないようにしたい。難しいテクニックは一切ないが、これらをやるのとやらないのでは、食べたときの差が大きくなる。
牛肉は栄養価が高く、筋肉をつけるにはうってつけの食材である。部位によって食感や味わいが異なり、何度でも楽しめること請け合いだ。焼いてもよし、煮てもよしという使い勝手の良さも注目すべきだろう。牛肉の良さを最大限に引き出して、美味しくいただきたいものだ